自治労群馬県本部のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
自治労は、各自治体をはじめ公共サービス関連職場で働く労働者で構成する労働組合です。
私たちは、地域住民の皆さんが、平和で安心・安全な生活を送るために必要な公共サービスの維持・拡充に向けて日夜奮闘していますが、約3年半に及んだコロナ禍や多発する自然災害への対応などでは、公共サービス提供体制の脆弱さが明らかになりました。職場では、災害時の対応はもとより、自治体DXやマイナンバーカードなど新たな業務も増えており、長時間労働や休みが十分に取れない実態が散見されています。加えて長期化する物価高騰を受けて民間の労働者の皆さんと同様に生活実態は厳しさを増しています。
社会的に日本の低賃金水準が問題となり、政府も経済界も賃上げの必要性を訴えていますが、一方で骨太方針2023で示した「三位一体の労働市場改革」では、「職務ごとに要求されるスキルを明らかにし、労働者が自らの意思でリ・スキリングを行い、職務を選択できる制度に移行していくことが重要」としています。これは、労働者の自己努力・責任に転嫁しようする動きとも捉えられることから、官・民、正規・非正規を問わず全ての労働者が安心して生活し働き続けえられるためには、労働組合の存在と取り組みが必要不可欠です。
自治労群馬県本部は、「組合員の生活水準向上」「やりがいを持てる仕事のあり方」「社会正義の実現」「自主福祉活動の実践」という自治労理念を踏まえつつ、労働組合の基本である職場での賃金・働く環境の改善に向け、単組とともに運動を進めます。改めて、自治労県本部へのご理解とご支援、ご協力をお願いします。
中央執行委員長 青木 雄次